お子さんの「できた」を増やすサポート術

 今回は、お子さんの「できた」を増やすサポート術についてのお話です!

 朝の支度や手洗いなど、子どもたちに身につけてほしいスキルは発達段階や成長に合わせて様々ありますよね。でも実際は、「朝の支度がなかなか終わらない」「手を洗う作業が水を触るだけ」などなかなか身についていかないと感じられることもあると思います。
 そんなときどんな風にサポートすればいいか迷いますよね。お子さんをより上手にサポートするためのポイントとなる「大仕事を小仕事に」「最後から教える」の2点を紹介します!

〇1つ目のポイント 
 “大仕事を小仕事に!”
 ・『朝の着替え』という大仕事を小仕事に変えてみましょう。
  大切なのはお子さんに合わせて「細かく仕事を分ける」ことです!
【例】1天気を見る
   2タンスを開ける
   3今日の服をとる
   4着ている服を脱ぐ
   5ズボンの前後を確認する
   6ズボンをはく
   7シャツの前後を確認する
   8シャツを着る
   9身だしなみを確認する
   10脱いだ服を洗濯かごに入れる
  
〇2つ目のポイント
“最後から教える!”
 ・最後から教えることのメリットとしては「少しずつ確実にスキルを習得できること」「失敗体験を減らすこと」ができる点です。
 ・まずは、お子様に全体の流れを理解してもらうために、1~10まで全てを手取り足取り実況中継をしながら一緒に行います。(100%サポート!)

 ・次は小仕事を一つずつ教えていきます。1~9までは上記と同じように手取り足取り一緒にやっていきます。

そして、最後の10は「最後は何するんだっけ?」と声をかけます。答えられたらたくさん褒め「やってみて」と自分でやるように促します。1~9まで一緒にやることで、お子様のエネルギーを温存しておき、10の小仕事だけにエネルギーを集中させます。このようにして、「最後から習得」していきます。

  大切なのはサポートを最初にたくさんしてあげることです。最初は時間が かかるかもしれませんが、間違えたり、忘れてしまっても叱らずに優しく繰り返し教えてあげることです。